特集
「地域産材活用について」
「地域産材活用」とは、同じようにその地域の木材を使用して建物を建てる、木工品を作成する、まきなど燃料にするといったさまざまな取り組みのことを指します。
こちらのページは「地域産材活用」についての特設ページになっています。
日本の木材自給率は約40%!?
日本の国土のうち約70%は森林となっており、一関市においても約60%が森林となっています。しかし現在日本の木材自給率は約40%となっており、木材の利用量は、1960年代を最後に国産材より外国産材のほうが大きくなっています。
世界で2番目に森林の占める割合が大きい国でありながら約60年以上外国産材に頼り続けてきたことになります。
このまま外国産材に頼り続けると「ウッドショック」のような問題が発生し、新築住宅や木材製品などの価格が暴騰してしまうなど、さまざまな問題が発生してしまいます。
「地域産材活用」で地球温暖化防止!?
地域産材を活用することが地球温暖化防止につながることをご存知でしょうか?
木材自給率が約40%の日本では、外国産材を多く利用しています。
木材の輸送距離が長いほど、エネルギーを多く消費するため、二酸化炭素などの温室効果ガスの排出量は大きくなります。そのため、地域産材を活用することは、二酸化炭素の排出量抑制につながります。
また、木は二酸化炭素を吸収して自然のエネルギーで成長し、体内に炭素を貯えるため、家などの建物に木材を使うことも地球温暖化防止につながります。
持続可能な未来を子供たちに引き継いでいくためにも、森林資源の豊かな一関市だからこそ、地元の木材を活用してみませんか。
「地域産材活用」で地域経済活性化!?
木はさまざまな用途があります。
地域産材を活用することは、伐採して丸太を生産する素材生産業や丸太から建築用材を作る製材業、紙や燃料の原料となるチップ製造業など市内のさまざまな業種で働く人や木を育ててきた森林所有者が恩恵を受け、地域経済の活性化につながります。
また、森林所有者に利益が還元されれば、木を伐採した山に再び木を植え、育てる循環が生まれます。
補助金で「お得な新築・リフォーム」
地域産材を活用した住宅の新築やリフォームを対象にした補助金を交付する地方公共団体が増えています。一関市では、地域産材を利用した住宅などの新築、リフォームを行った施工業者に対する「一関木材利用促進事業費補助金(外部リンクへ)」があります。※2023年10月24日時点