特集
「災害が多い日本。住宅で災害に備える。」
日本は昔から数多くの災害に見舞われてきた歴史があります。
数年~十数年おきに起こる巨大地震はもちろん、地球温暖化で台風の大型化に伴う水災害など生活を守るには何をしたら良いのでしょう。
このページはそんな不安や疑問を解決するために今できること、そして起こる前に確認しておくことができる特設ページになっています。
実際に災害が起きる前にぜひ家族の皆さんでwebページを開いて話し合っておきましょう。
避難所map情報
大災害で送電や電波が失われてからよりも、今のうちに近所の避難所を確認しておきましょう。
万が一家族と離ればなれになった時に集合場所を決めておくのも良いです。
災害に備える
家のまわりの確認
地震によって、家の敷地にある灯油タンクやガスボンベが倒れてしまうことがあります。
また、斜面が近いと土砂崩れの心配もありますし、古いブロック塀などは地震の揺れに耐えきれずに傾いたり倒壊してしまったりする危険があります。
二次災害が起きないように、地震後にはご自身の安全を確保してから、自宅の周りの安全も確認しましょう。
感振装置の復旧操作
「感震装置」とは、地震の揺れを感知して作動する装置のことで、住宅分電盤(電気のブレーカー)・ガスコンロ・IHクッキングヒーター・石油ストーブなど、住宅の中には感震装置の機能がついたものがたくさんあります。
地震の揺れを感じると自動的に作動するので安心ですが、それぞれの復旧の操作は手動で行うことがほとんどです、地震後にあわてないためにも、復旧の操作方法を確認しておくことは、防災に備えることのひとつです。
防災グッズの備え
突然やってくる災害。何を、どのくらい準備しておけばいいのかが悩みどころです。
そこで、非常用持ち出し袋(防災リュック)に準備しておきたい基本グッズを紹介します。
- 飲料水:500mlペットボトル 4、5本
- 食料:お菓子、乾パンなど 人数×3日分
- 衛生用品・生理用品:トイレットペーパー、除菌シート、消毒用アルコール、歯ブラシセットなど
- 医薬品:お薬手帳は持ち出しやすいところに置いておく
- 貴重品:小銭、保険証などのコピー、認印など
- 照明器具:懐中電灯や電池式ランタンなど
- 情報ツール:防災ラジオ、モバイルバッテリーなど
- 季節用品:虫除けスプレー、日焼け止め、カイロ、防寒具、雨ガッパなど
- 個人的に必要なもの:乳児用品、ペット用品など
- 小物類:筆記用具、ビニール袋、ライター、軍手など
これくらいなら準備できそうですね。
行動を前もって家族で共有
地震や水害、土砂災害、そんな場面にいざ遭遇したとき、どこに避難すればいいでしょう。
特に平日の日中などは家族が職場や学校などで離れていることも多いので、いざというときの避難方法・連絡方法などを家族で共有することはとても大切です。
9月1日の防災の日をきっかけに、ご家族で話し合って準備しておくことが、一番の防災になります。
耐震改修を行う
昭和56年6月以降の建物は、建築基準法で定める耐震基準をクリアした建物になります。
「建築基準法は命を守るための最低限の基準」ということはご存じでしたか?
地震時には建物がすぐに倒壊しないように、安全が確保できるまで倒壊しないように、命を守るための最低限の基準です。
昭和56年5月31日以前の建物は、旧耐震基準の建物です。
想定外の災害が多い昨今、心配は尽きませんが、まずは耐震診断で現在の建物の状態を確認しましょう。そして必要であれば建築のプロの意見を踏まえて、適切な耐震改修工事を行うことをおすすめします。
※補助金制度を活用しましょう。
災害が起こったら何をするか
地震の時は火を消す
ストーブ、コンロなど火を使っている時に地震が発生し、火元から離れていて瞬時に火を消せないときには、揺れがおさまってから、慌てずに火の始末をします。
出火した時は落ち着いて消化します。
大きい地震は机の下に
地震が発生したときはまずテーブルなどの下にもぐり、頭や体を守り、揺れがおさまるまで様子をみます。
何よりも身の安全を守るのが大切です。そのままの揺れがおさまるのを待ちます。
停電時はブレーカーを下げること
避難する際は主ブレーカーを切ることが大切です。
地震が起きて停電になり、避難の際にブレーカーを切らなかったために通電が再開されたとき、地震のために破損していた室内配線や電気製品から出火する恐れがあるためです。
地震が起きて避難するときは、スイッチの消し忘れによる事故を防ぐために、分電盤の主ブレーカーを切ることが大切です。そのために、分電盤がある場所は確認してください
慌てないで行動
地震後は建物の中は、物が散乱したり、ガラスが割れていたり何が落ちているかわかりません。
特に暗いときは要注意です。踏んでケガをしたりすることもありますので、慌てずスリッパや何かをはいて行動するといいです。
建物の外も同じです。明るくなってから家の周りをぐるっと1週して物が落ちていないか壊れていないか点検することも大事です。
出口の確保
揺れがおさまった時、余震が心配される時に避難できるよう出口を確保します。
家具が倒れて避難路をふさいだり、ガラスの破片で足を切ったりする可能性もあります。
なるべく、近いところで上からの落下物の心配のない窓や扉を開け、避難路を確保します。
避難時も注意
屋外で揺れを感じた時には、ブロック塀に近寄らない、看板などが頭上にないかを確認しましょう。
また、避難時にも、ブロック塀のすぐ近くを歩かない。頭上からの落下物、切れた電線などにも気をつけます。
道路が地震により、隆起、沈下していることもあります。普段から通っている、通いなれた道でも注意しましょう。
また避難に車を使用すると、避難所に向かう車で渋滞が発生したり、救急車両の通行を妨げたりする事があります。普段から徒歩で行ける避難先を確認しておきましょう。
道路上に車を置いて避難する時は、道路の端に車を寄せ、不用心ですが鍵をつけたままで避難します。
鍵をかけて避難すると、車が邪魔で緊急車両が通れないときに、車を動かせなくなってしまいます。
ラジオやTVで情報収集
揺れがおさまったら、ラジオやテレビ、情報無線等から正しい情報を収集します。
震度や、被害の状況、避難所の場所、自分が通る道路が通行止めになっていないか正しい情報を集めます。